知的財産管理技能検定受検譚

今日3月12日、第26回知的財産管理技能検定が行われた。小学校だか中学校の頃からか親に「何かしら資格をとっておけ」と言われ、「教職でも取るか」と思い大学に入ったものの、ガイダンスで示された忙しさに「これは無理だ」と思い諦めた数ヶ月後、偶然この国家試験があることを書店で知った。

創作活動をしていたことから、高校生の頃より著作権には興味があった。大学に入って最初のセメスターに知的財産の授業を取った(成績に関しては触れないこととしておく)し、その次のセメスターでは著作権に関わる実際の判例を見て議論を行うセミナーにも参加した。そして何より、将来志望している職に就くために、知的財産を学んでおくことはかなり有用だった。そこで、書店で「知的財産管理技能検定」の文字列を目にした瞬間に「とりあえず直近の試験を受けてみるか」と考えついたのであった。

そもそも知的財産と一言に言ってもいろいろある。特許法、意匠法、商標法、著作権法不正競争防止法。本試験ではこれに加え、種苗法弁理士法独占禁止法等の知識が問われる。それぞれの法の規定についてはまた後日、このブログで実際の事案考察と共に記すことにしたい。

知的財産管理技能検定にはマークシート式の学科試験と記述式の実技試験があり、両方の合格で「知的財産管理技能士」の資格を得られる。実務経験がない限り、3級からの受検になる。3級の出題形式は学科試験は法規定、実技試験は事案発生時の対応法や保護期間規定について問われるものとなっており、難易度はそれほど高くない。参考書として、公式の対策本と公式問題集があるが、私は有斐閣「知的財産法入門」「知的財産関係条約」(どちらも茶園成樹編)と知的財産管理技能検定のHPにアップされている3回分の過去問で対策を行った。O阪大学知的財産センターの犬である。種苗法弁理士法及び独占禁止法については頻出の条文さえ押さえておけば得点は難しくない。そんなこんなで準備を万全にし、試験地へ赴いたのであった。

試験のでき具合に関しては聞かないでください。結果に関してはTwitterの方で後日お伝えするとして、感想としては「意外と緊張しちゃった〜☆」ってのと「おっちゃんおばちゃんが多かった」といったところでしょうか。ただやってきただけの力は出せたと思うし(特に学科試験)、あとは本当に結果を待つのみといったところです。

私が法学部だから、というのももちろんあるだろうが、知的財産は少し「異質な」法律であり、それゆえ面白い点、厄介な点、様々にある。今後当ブログでは、最近頻繁に騒がれている知的財産絡みの事案の考察や、社会学的見地から分析した日本のオタク事情等といったことを中心に書いていきたいと思う(あと書評とかもやるかも)。歯磨きしながらでも読んでいただければ幸いです。(本当にお願いします)

そして少しでも、知的財産等に興味を持っていただければ嬉しく思います。