「商標」って何なの?

こんにちは、どんぺりーです。眠い。

暇なのでブログを書きます。今日取り上げるのは最近何かと話題の「商標」。テレ朝が熱盛を商標出願したり、Twitter情弱の皆さんが「音商標の登録を開始し始めた!」と騒がれているので、言葉自体は目にしたことがあると思います(ちなみに音商標は平成26年改正で保護対象となり、翌年くらいから登録を開始しています)。ですが商標法及び商標権の制度があまり理解されていない気がするので、ここは私が教えてあげる君になることで皆さんに啓蒙しようというわけであります。まあ今回もテキトーに書くんですけど。

以下のように進めていくことにしますね。

Ⅰ、知的財産法の中の商標法

Ⅱ、商標権って何?

Ⅲ、有名な事例

 

Ⅰ、知的財産法の中の商標法

商標法は特許法著作権法と同じく、知的財産法に分類されます。知的財産法とは発明やアイデアといった形を持たないものを保護する法律群です(発明を保護する特許法、デザインを保護する意匠法といったように)。で、商標法は何を保護しているのか。まあ「商標」を保護しているんですけど、簡単に言えば「ロゴ」とか「マーク」です(詳しくはⅡで説明します)。例えばクロネコヤマトの猫のマーク、任天堂のロゴなど…。商標法はそういった商標を保護することを通して、商標の使用者の信用を保護し、需要者(消費者)の利益を保護し、産業の発達に寄与しよう!としています。

 

Ⅱ、商標権って何?

で、本題。商標法の目的は先ほど書いた通りですが、そもそも商標権って何やねん?って方が多いと思われます。

1:保護される商標

商標権の話をする前に保護対象の「商標」について整理しておきましょう。商標は商品に付されたり、サービスを提供する際に使用される物品に付されたりするもので、代表的なものとしては「文字商標」「図形商標」「記号商標」があります。先述した任天堂のロゴやゲームのタイトル、商品名などは主に「文字商標」として登録されます。「図形商標」には単に図形を組み合わせたものだけでなく、絵も入ります。なのでクロネコヤマトのマークであったり、ポケモンの公式絵なんかも図形商標として登録されているものがあります。また改正で色彩商標(例:セブンイレブン)や音商標(例:久光製薬)、立体商標(例:ペコちゃん人形)、動き商標(例:東宝富士通)、ホログラム商標(例:JCB)など保護対象が拡大しています。ここに挙げた例やその他商標はJ-PlatPatという特許情報プラットフォームから検索できますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

2:商標の機能

商標は普段の生活の中でかなり重要な働きを担います。現在の通説では、商標は自己と他人の商品やサービスを識別する機能、細かくは「出所表示機能」「品質保証機能」「広告宣伝機能」を持つとされています。スタバのマークがついたコーヒーを購入すれば、それが「スターバックスにより売られている、美味しいのかどうなのか微妙によくわからないあのコーヒー(個人の感想です)」と需要者は信じるわけです。つまりあのスタバのマークは「スターバックスにより売られている」ということを需要者に表示する「出所表示機能」、「美味しいのかどうなのか微妙によくわからないあのコーヒー(個人の感想です)」という性質を保証する「品質保証機能」、CMを打ったりした時にマークを効果的に表示することで発揮される「広告宣伝機能」を有しているんですね。

3:商標権

商標権は「権利が欲しい!」と思う商標を特許庁に出願し、それが審査されて登録査定を受けることで得られます。ですが、完全に排他独占的な権利をその商標に対して得られるわけではありません。商標出願の際に、出願人は「この商標をこういう商品やサービスに使います」といったように指定しなければなりません(もし全商品・サービスを指定した際には登録が拒絶されます)。そして商標権者はその指定した範囲でのみその商標を使用し、かつ指定した範囲に類似する範囲においてその商標を他人が使用することを禁止することができる権利を有するに過ぎないのです。ここをよく勘違いしている方がいるのでぜひ注意していただきたいポイントであります。

 

Ⅲ、有名な事例

過去に起こった商標絡みの事例を少し紹介しましょう

1:面白い恋人事件

北海道の有名なお土産「白い恋人」を、吉本興業がパクって「面白い恋人」という全く面白くないお土産を販売した事例がありました。白い恋人側はブチギレて裁判を起こしたりしたんですが、最終的には吉本が折れて和解しました。

2:フランク三浦事件

有名高級時計ブランド「フランクミュラー」とそのパチモン(超安価)「フランク三浦」が争った事件。正直誰も混同しないと思うんですが、フランクミュラー側はフランク三浦の商標無効を訴えました。知財高裁は「混同せんやろw」と一蹴。

3:ベストライセンス社商標横取り事件

誰も覚えてないと思いますがPPAPの商標がエイベックス(?)より先に出願されてた事件。まあエイベックスの知財部がマヌケとしか言いようがないです。ベストライセンス社の上田さんは法的には何も悪くないです。とはいえ道徳的にはよろしくない。

 

Ⅳ、最後に

といった感じでかなりテキトーに「商標ってなんぞや?」ってのをご説明させていただきました。本当に深入りするとキリがないので、深入りしたい人はご自分で勝手に深入りしてください。皆さんに知ってほしかったことは「商標権について」・「商標法は営業上の信用が化体した商標をがっちり保護してやるもの」ということです。結構知的財産法の中でも変わった法律で面白みがあるので、ぜひ興味のある方は勉強してみてください。では今回は以上。(すごく急ぎめで書いたので、後々追記するかもしれません。)