著作権って何?①「知的財産法の中の著作権法」

こんにちは、ブログはお久しぶりです。どんぺりーです。

最近大学で勉強会(自主ゼミ?)を始めたんですが、その内容を参加者を増やすためにもブログでも公開していこうと思います。内容は勉強会の第1回で紹介した「著作権制度」について。今回からチャプター毎に少しずつ公開していく予定です。頓挫したらごめん。

進行予定▼

①知的財産法の中の著作権法

著作権とは?

③著作物とは?

著作権は誰が持つ?

著作権は無敵?〜著作権制限規定について〜

今回は①知的財産法の中の著作権法 です。それでは早速本編行ってみよう!

 

Ⅰ、知的財産法とは

 我々は普段自分の所有物(今手に持っているスマホとか、パソコンとか、おうちとかを考えてください)を使用し、いらなくなったら売ったり捨てたり、そういった行為を自由にしていますよね。それは民法で規定されている所有権が所有者に認められているからできる行為なんです。所有権とは、ただ所有者に「これはあなたのものだよ」と認めるだけでなく、その所有物について自由に使用したり処分したりできる権利のことを言います。

 ですが民法が保護対象としているもの(つまり、所有物たり得るもの)は物(民法85条より有体物に限定)・不動産だけです。つまり情報や音楽といった無体物は民法では保護されないことになるのです。しかも無体物は形がなく「誰が持ち主か」が分かりにくく、さらにコピーが容易なものでもあります。以下音楽を例に考えてみましょう。音楽に所有権(のような権利)を認めないとすると、音楽は無制限にコピーされ世に広まってしまい、その音楽を作った人が作曲等に費やした時間や資金、労力の見返りが受けられず、インセンティブが失われてしまいます。インセンティブが失われればその人は音楽を作るのをやめてしまうでしょう。だって売れねえもん。すると日本では音楽が作られなくなって文化が崩壊してしまいます。これは避けなければ。ということで、財産的価値のある情報である「知的財産」について所有権みたいな権利を付与することを目的に特許法著作権法、意匠法、商標法などが作られました。「知的財産法」とはこうした法律の総称のことを言います。

 

Ⅱ、著作権法の趣旨

 Ⅰの話と少し被りますが、著作権法の趣旨について少しだけ述べておきます。著作権法は1条に法目的が記されています。

第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

 噛み砕いて説明すると、

著作物に権利付与・公正な利用により著作者の権利保護→文化を発展させよう!

みたいな感じです。著作物が無制限に利用されてしまうと、著作者は創作に対するインセンティブを失い、文化が終焉を迎えてしまいかねないので、権利を与えて公正な利用を促そうとしているのです。

 

Ⅲ、まとめ

 著作権は正直めんどくさいものです。ネットとかやってると特に。ただそれは皆さん(もちろん私も)が日常的に享受している日本の文化的資産を失わせないために存在しているものです。こうした側面を知るだけでも、見方は変わってくると思います。次回以降、細かい内容に触れていくことにしますが、今回紹介した「なんで著作権ってあるん?」ってのを頭の片隅に置いておいていただけると理解が進むと思います。では今回は以上。