2021ダイジェスト

(いきなり本題です)2021年も「1月〜12月の月ごとプレイリストから特に良かったやつ・好きなやつ」をチョイスした「2021ダイジェスト」を作って公開したんですが、Apple Music以外の人とか見れなくね?って思ったので、MVのリンクとか一言感想みたいなのをつけながらこっちにも公開しようと思います。(年末に出そうと思っていたんですが普通に1ヶ月過ぎちゃった。)

ということで早速書いていきます、気になったやつとかどんどん聴いてみてください!

※プレイリストはこちら:music.apple.comDDの「2021ダイジェスト」プレイリスト・46

 

創造 / 星野源

マリオ35周年記念タイアップ曲というだけあり、「直接に」「独を創り出そうぜ」といった歌詞や、スーパーマリオブラザーズBGMゲームキューブ起動音など任天堂要素が至る所に散りばめられた一曲。そんな曲ながら王道とは言えないチャレンジングな曲調で星野源しさが全面に押し出されている。素直に好き。ありがとう。

 

会いたいね feat.長谷川白紙 / 東京スカパラダイスオーケストラ

スカパラと長谷川白紙がコラボするとか1年前の自分に言っても絶対信じなかったと思う。長谷川白紙らしさ、スカパラらしさの両方を殺さずに長所を活かしきっていて凄い。

 

EVERBLUE / Omoinotake

アニメ「ブルーピリオド」のOP曲。安定したハイトーンボイスとめちゃくちゃ上手い演奏が印象的。『By My Side』とか『プリクエル』なんかも良かったなあ…。ライブもかなり良かったので2022年更に期待。

 

That's All Right ! / 夏川椎菜

耳に残る出だしに始まり、キャッチーなメロディ×ポジティブな歌詞のサビ、最後の気の抜けたような「オーライ」、全てが最高。声優曲ってもしかして凄い?と気付かされた曲。

 

メロンソーダ・フロート / 中島愛

 

好きです。歌がめちゃくちゃ上手いし音も歌詞も全部良い。「好きという音の鋭さ もしも他の言葉なら恋はどんなものだった?」ですよ、素晴らしすぎる。ノーベル平和賞あげた方がいい。

 

さめないワナビー / 美味しい曖昧

 

最近のアイドルはクラブシーンに親和的な曲をやりがちなんですがその中でも個性を発揮できていてめちゃくちゃ良い曲だなと思いました。「多分普通の子にはなれないから、いっそ特別になれないかなって」って歌詞も良い。本当に売れてほしい。美味しい曖昧は『ナチュラルアレルギー』とか『角砂糖とセイロン』みたいなロック調な曲も得意としていてメンバーのパフォーマンスもかなり良いので是非生で見てほしいし、本曲が収録されている「曖昧なアルバム1」はフルで聴いてみてほしい。

 

ウラノミト / 月ノ美兎

 

1回聴いただけで耳に残るインパクトのデカさと月ノ美兎の表現力の高さが印象的。只野さんの作詞センスにも脱帽。2021年は星街すいせいもヤバいアルバムを出してたし、これからのV音楽界隈の拡がり方にも期待。

 

Telefon / LAUSBUB

 

春ごろにかなり話題になった北海道の高校の軽音部に所属する2人組。YMOを彷彿とさせるような曲調とあどけなさを残すボーカルのコンボの衝撃が半端なかった。このまま好きな音楽を突き詰めてほしい。

 

Talking Box / WurtS

 

彗星の如く現れた謎多きアーティスト。とにかくカッケェ。縦長MVもオシャン。TikTokの界隈追えてないので見た方がええな〜〜と思いながらも手が出ていない。

 

MIDNIGHT DANCING / クボタカイ

 

聴き心地がとても良い。声もいいし。こういうラップができるようになりたい2022。

 

踊りの合図 / Lucky Kilimanjaro

 

「世界中の人を踊らせる」と掲げ活動する6人組バンドの代名詞になりそうな一曲。今年出たアルバム「DAILY POP」も踊れる・ノレる曲が揃っているので必聴、『ペペロンチーノ』であんな良い曲できるんや…。ライブもめちゃくちゃ楽しいので見た方がいい。

 

pantomime / POLLYANNA

 

詞、曲、ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラム、どれをとってもレベルがめちゃくちゃに高い。すごい。2020年のアルバムですがめちゃくちゃ聴きました。『LIFE』『カモミールの育てかた』なんかも好き。

 

エスチョン / meiyo

 

『なにやってもうまくいかない』がTikTokで大バズりし、その名を轟かせたmeiyoによる最新曲。本人の境遇が映し出されたような歌詞も良いし、『なにやっても〜』より更に音の厚みが増していて、聴けば聴くほどクセになる。ちなみにmeiyoは先ほどのPOLLYANNAでドラムを担当しています(ワタナベタカシ名義)。すごいな。

 

SUMMER KILLS ME / プールと銃口

 

メンバー全員がボーカルを務める4人組バンド。曲も演奏もレベルが高い。過去曲も名曲揃いなのでぜひ聴いてほしい。ちなみにドラム(兼ボーカル)はここでもワタナベタカシです。

 

エキセントリックランデヴー / SOL

 

アイドルグループ・SOLが夏に出した「大必殺技」的な一曲。イケイケバンドのMOSHIMOが手がけていることもあり音の鳴りがはちゃめちゃに良い。しかもアイドルらしいキャッチーな掴みもあり、文句のつけようがない。解散してしまうのが惜しい…。

 

迷Qramb / QUEENS

ライブアイドルが今この曲をやろうっていうのがまず凄い、しかもめちゃくちゃ良い曲だしフリコピも楽しい。完璧。

 

magical mode / 花澤香菜

Cメロ前の「うーん、もう一回!」に全てが詰まっています。

 

深海 / fishbowl

 

私的2021ベストアイドルソングヤマモトショウプロデュースの静岡ご当地アイドル。今すぐメジャーでも戦えそうな楽曲がデビュー作で来てしまった。恐ろしや。MVもとても良いので是非見てください。

 

Thinking Boyz!!! / Mega Shinnosuke

 

聴けば聴くほどクセになる。若い世代(の一部)が今の時代をどう捉えているかが感覚的ながらも鋭く書かれていると思います。

 

Presence Ⅰ (feat. KID FRESINO) / STUTS & 松たか子

 

良い曲しか作らない人と歌がめちゃくちゃ上手い人とラップがはちゃめちゃにカッコいい人が組んだら最高なものが出来上がるに決まってるんだよな。

 

amy (feat. ぜったくん) / KO-ney

 

普段ぜったくんの後ろでMPCを演奏しているKO-neyが逆にぜったくんをフィーチャリングした曲。曲調もビートもかっこよくてクセになるし、普段お茶目な雰囲気を出しているぜったくんが自らの内側をさらけ出したリリックが心に刺さる。良い曲。

 

言わなきゃ / パスピエ

 

サビのメロディが凄すぎるしベースが気持ち良すぎる。後述のSUNDAY MORNING、星野源の『Cube』と合わせて2021年の3大「あんまり何やってるかわかんないけど凄いことはわかる」音楽です。

 

過剰/異常 (with リーガルリリー) / 崎山蒼志

 

暗い雰囲気の世界観が、リーガルリリーの優しいボーカルと崎山蒼志の脆そうでありながらも芯の強い歌声によりしっかりと作り上げている素晴らしい一曲。崎山蒼志、結婚してくれ。

 

mizugarasu (ウ山あまねRemix) / RYUTist

君島大空により制作されたRYUTistの新曲、ってだけでもう何が何やらという感じなのにウ山あまねがRemixをするという、スマブラみたいなことが起こっています。RYUTist、君島大空曲の良さを残しつつ、ウ山あまねらしい暴音がとても良い加減で加えられている、丁寧かつ衝撃的な1曲。

 

SPICE (album ver.) / WANG GUNG BAND

 

関西の7人組(?)バンドが出したアルバムに収録の一曲。全体的にチルい感じだけど歌も演奏も上手く引き出しも多いので聞き飽きない。2022年も期待。

 

Magic Spell (feat. kojikoji, ぜったくん & kou-kei) / SUKISHA

 

SUKISHAにチルい曲を作らせたら右に出る者はいませんが、そこにkojikojiの歌声、ぜったくん・kou-keiの良い意味で力の抜けたラップが合わせられ、テーマである「別れ」の情景が目の前に浮かんでくる完璧な仕上がりになっています。めっちゃ好き。

 

愛ふれる / アポロノーム

 

関西の女声ツインボーカルバンド。言葉を飾らないド直球な歌詞にピアノがメインの綺麗な曲調が上手くフィットしています。あと歌がマジで上手い。

 

pool mood / ゆいにしお

 

渋谷系」ゆいにしおの真骨頂のような曲。もう全部好き。ラスサビの音上がるとことか天才すぎるし、1Aの歌詞とか曲調とか全部最高で言うことなし。2021年リリースだと『リアルディスタンス』とか『息を吸う ここで吸う 生きてく』とかも良かった。

 

きらり / 藤井風

 

何が刺さったかは本当にわからないんだけど初めて聴いたときの衝撃が忘れられない。どこをとっても良い曲だと思う。ぼくの2021年は星野源『創造』とこの曲を聴けば思い出せます。

 

ライフコレオグラファー / 豊崎愛生

豊崎愛生さんといえばキュート、ポップといったイメージがありますが、この曲は何か新しいことに挑むような、あるいはこれまでのイメージを打破しようとするような意図を感じます。「挑戦して失敗を積み重ねたから進化や発明できて初めて成長できたんじゃん」って歌詞が自身へのメッセージのようにも感じられます。

 

改札口までの青春 / かすみ草とステラ

 

2021年6月デビューの6人組アイドルによる一曲。まだどこかあどけなさや拙さを残す彼女たちだからこそ、中高生の恋愛を歌った歌詞にリアリティが生まれています。その歌詞も完璧だし。「君の住む街の駅には改札が一つしかないらしい、きっとまだ知らないことがいくつでもありそう 君は予想できない」「もしも思いを伝えたとしたら同じホームの景色を見られるかな」ですよ、良すぎんか?今後どのようにレベルアップするのか(そしてその先この曲がどう表現されていくのかも)楽しみです。

 

知らない惑星 / なきごと

 

ギターが気持ち良すぎる。本曲収録のアルバムは全部良かったので是非聴いてほしい。ライブで聴いた『スプートニクになる』で泣きそうになった。

 

カレーフェスティバル〜パパティア讃歌〜 / 空白ごっこ

 

なきごと同様、この曲が収録されたアルバムが全部良すぎてどの曲を入れるか迷ったんですが、頭から聴いて一番衝撃的だったものを入れました。ダンスミュージックからロックチューンまでできるバンドが閑話休題!って感じでアルバムの5曲目にこれ持ってくるの、震えてしまいますよね…。2021年で一番印象に残るアルバムでした。

 

SUNDAY MORNING / Pimm's

 

もう何が何だかわからなくて初めて聴いたとき5回くらいリプレイしました。変態転調すぎる。

 

Step / チャーリームード

 

昔通ってた地下アイドルのスタッフをやってた方がボーカルのバンドなんですが、そういう身内感みたいなのは抜きで今すぐメジャーで売れるんじゃないかってくらい完成度が高い。リードギターがめちゃくちゃ印象的で耳に残るし編曲が良すぎる。

 

illumination (EUCALY MIX) / 弥生時代の末裔

 

焼き鳥さん(ボーカル)の声とリードギターと歌詞がめちゃくちゃ綺麗に噛み合ってて何度も聴きたくなる一曲。1A後段の「何か始まると確信しちゃった、毎日髪巻いてたご褒美かもね」とかサビの「交わらない平行線 無理やりひん曲げてこっち来て 一生のお願いここで使うわ」って歌詞がめちゃくちゃ好き。同じアルバムに収録の「うぉんちゅ」とか「テテレパシー」もぐう良。ふぇのたすとか好きな人は多分刺さると思います。

 

潜水の果て / 百華

 

大阪を中心に活動するシンガー。2019年に『群青ソース』を出したときから歌が上手すぎて注目してたんですが、この曲はさらにレベルアップしていて本当に凄い。曲のレパートリーというか表現の幅も広がっていて、まだ20歳前後とこれからが楽しみすぎるお方。

 

サークル / POOLS

 

こちらも大阪拠点のバンド。2020年以前の曲はシューゲイザー的な雰囲気の曲が多かったんですが、それを吸収しつつ作風を転換したことで、大団円のようなBメロ/間奏→サビという流れがめちゃくちゃ綺麗にハマっていて腰を抜かしました。歌詞もいいよね。

 

Sister Carrie / For Tracy Hyde

 

日本を代表するシューゲイザーバンドが2021年に出したアルバムに収録の一曲。ライブハウスで轟音で聴くと幻想的で感動できるのでぜひ行きましょう…。

 

彗星 / ハローモンテスキュー

 

こちらは名古屋のバンド。2010〜2014年くらいのボカロ曲を聴いて育ったオタクくんは絶対好きな曲調。サビのコードとか絶対好き。歌詞もかなり良いのでとりあえず一回聴いてほしい。目新しさみたいなのは薄いけど何か心に突いてくるような感じがする。

 

305KB / グデイ

 

2020年デビューの2人組アイドル。どこか懐かしさを感じさせる曲調に丁寧に心情が描かれた歌詞が乗せられており、現在のアイドルシーンのど真ん中からは少し外れるものの聴いた者の心を掴んで離さない曲になっています。あと歌がめちゃくちゃ上手い。数多くのアイドルの中でもずば抜けてる。ちなみに作詞曲は4度目の登場、ワタナベタカシです。

 

地球儀 / LAMP IN TERREN

 

2017年の曲ですが、夏フェスで初めて聴いて衝撃を受けました。松本大がエロすぎるよ…。

 

ファンタジー / POP ART TOWN

 

大阪を拠点に活動するバンドが3月に出した一曲。歌詞も曲も歌も演奏も全部最高です、最高すぎてどこから説明したら良いのかわかんないのでとりあえず聴いてください。凄いので。その名の通りキラキラポップはもちろんのこと、R&Bテイストだったり、ダウンテンポも得意でどれも良い曲しかないので気になったら他の曲も是非聴いてみてほしい。ライブもめちゃくちゃ良い。2020年リリースのアルバム「Sensation」は2021年1番聴いたアルバムだし、2021年リリースだと『強がりは赤いリップなら』も結構攻めた感じ出ててめちゃくちゃ良かった。

 

陽炎の中へ去りぬ / Ezoshika Gourmet Club

 

2021年のEzoshikaは良かった。「ビューティフルドリーマーにめちゃくちゃハマって音源はそっちの方が聴いてた気がするんですが、ミナホで初めてライブ見たときにこの曲の方がめちゃくちゃしっくりきたというか、ガッチリハマった感があって、改めて聴いてみると歌詞も曲もめちゃくちゃ良かった。特に2番の歌詞が自分の高校生時代と、最近あったことに凄くリンクしていて胸がキュッてなる。って言うのを書けるのが本当に素晴らしい。売れてほしい。

 

フィルム / YMB

 

YMBは聴けば聴くほど深みにハマっていく感じがあって、2021年1月のライブで初めて見てそこから本当にちょいちょいとしか聴いてなかったんですが、6月リリースの「トンネルの向こう」をきっかけにどハマりしてしまいました。その「トンネルの向こう」には『think』『水曜日の街、金曜日の街』『コバルトブルー』『little escape』そして『フィルム』と良い曲がめちゃくちゃ多くてどれを入れるか迷いに迷ったのでとりあえず全部聴いてください。あと個人的には『city』にすごく背中を押されました。

 

心海 / Eve

 

映画「ジョゼと虎と魚たちの教科書通りのストーリーに飽き飽きして「もういいよ…」って思っていたところ完璧なタイミング完璧な入りで流れてきたこの曲。映画の中で1番衝撃的だったと言っても過言ではない。本当に綺麗な曲で『ドラマツルギー』とかしか知らなかったEveのイメージを大きく変えられました。

 

まとめ

2021年はめちゃくちゃ良い曲が多かったです。バンドだったりヒップホップだったりは多め(当社比)に聴けたしライブ行けたな〜と思う一方、アイドルは少し距離を置いてしまったので、一部を除いてある程度規模感のあるところしか押さえられなかったなとアイドル楽曲大賞を見て思ったりしました。ので、2022年はこういった手が届かなかったところとか、instrumentalとか、あともっと海外の音楽を聴けるように頑張りたい。

それと「月ごとプレイリストに載せた曲」っていう縛りがあるので載せられなかったものの、緑黄色社会とかステエションズとかsuiseiとかKroiとかライブ見て凄く良かったので追っていこうかなと思います…!

最後になりましたが、もしこれを見てくれたあなたの日常を彩るような音楽を提供できていれば幸いです。みなさんも好きな音楽良いと思った音楽あったら教えてください!