著作権って何?②「著作権とは」

こんにちは。どんぺりーです。

前回から始まった「著作権ってなんぞや」シリーズ第二弾です。今回は著作権って具体的にはどんな権利なの?ってのを簡単に紹介していこうと思います。

今回の進行▼

Ⅰ、著作権とは

Ⅱ、複製権

Ⅲ、上演権、演奏権、口述権

Ⅳ、公衆送信権

Ⅴ、譲渡権

Ⅵ、翻訳権、翻案権

Ⅶ、著作権の利用

Ⅷ、存続期間

それでは本編行ってみYO!!

 

Ⅰ、著作権とは

 前回、知的財産権について所有権と比較して説明をしました。所有権は「所有者は、その所有物について自由に使用したり処分したりしていいよ!」という内容の権利でした。しかし所有権は有体物にしか適用されないので、無体物である知的財産にそれと似たような権利を認めようと設けられたものが知的財産法というわけでした。

 このことから知的財産権の一つである著作権は、著作権者にその著作物について自由に使用(=複製とかネットへのアップロードとか)していいよ!という内容の権利ということができます。ただ有体物と無体物ではその性質が大きく異なる(また知的財産もその態様によって性質が大きく異なる)ので、それぞれの法律(特許法とか著作権法とか)で権利の具体的な内容が細かく決められています。著作権法には具体的な権利内容として、複製権、上演権、演奏権、口述権、上映権、公衆送信権、公の伝達権、展示権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権、翻案権、二次的著作物に係る原著作者の権利が定められています。以下、重要なものについて紹介していきます。

 

Ⅱ、複製権

第二十一条 著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。

 著作者は、自らの著作物を有形的に再製(例:印刷、コピー、録音、録画)する権利を独占する、と定めるものです。なお完全に同一でなくても、実質的に同一であれば「複製」とみなします(例えば録音の過程でちょっと音割れしちゃったとか)。

 では、偶然にも(実質的に)同一の著作物ができてしまった場合、著作権侵害になるのでしょうか。これに関して最高裁は「既存の著作物に依拠して再製されたものでないときは、その複製をしたことにはあたらず、著作権侵害の問題を生ずる余地はない」(ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件・最判S53・9・7(百選52))と判断しています。つまり、偶然の暗合で同一の著作物ができてしまった場合は、著作権侵害にならないのです。

 

Ⅲ、上演権、演奏権、口述権

第二十二条 著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

第二十四条 著作者は、その言語の著作物を公に口述する権利を専有する。

 公衆に視聴させる目的での上演、演奏、口述に関する権利です。ここで問題になるのは「公衆」について。学説では「不特定の者又は特定多数の者」のことをいうとされており、一般的な意味とは少し異なります。なお、目前に人がいなくても、公衆に開かれた場所での上演・演奏・口述(例:駅前での路上ライブ)は「公衆」の要件を満たします。最近ではJASRACヤマハに対して音楽著作権使用料を求めた事案で、この公衆要件が論点の一つに挙がっていました。

 ちなみに演奏とは演奏・歌唱のことをいい、上演とは演奏以外の方法により著作物を演ずること(例:演劇)を言います。このふたつはCDやDVDの再生行為にも及びます。他方の口述権は、人間の口による口述を想定しているため、音声合成ソフトによる朗読(例:音声読み上げソフト「ゆっくり」による朗読)は口述権ではなく、上演権の侵害の問題になります。

 

Ⅳ、公衆送信権

第二十三条 著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。

 公衆により直接受信されることを目的に、著作物を通信により送信する権利のことを言います。自動公衆送信の場合は送信可能な状況におくことだけでも、この権利に抵触します。分かりにくいと思うので具体例で考えてみましょう。

ex1. Twitterでリプライを送る際にTV番組のキャプチャ画像を使用する行為

 よくTwitterのリプライのやり取りの中でTV番組の一コマを用いる姿が見られますが、あれが公衆送信権の侵害です。

ex2. ゲームソフトの海賊版データをネットにアップロードし、サイト訪問者がダウンロードボタンを押せばダウンロード可能な状態にする行為

 これが自動公衆送信のパターンです。相手がボタンを押せば、こちらから何かしら操作をすることなくデータが送信されますよね。この場合は送信可能な状態に置くだけで(実際に受信されたか否かに関わらず)公衆送信権侵害になります。

 

Ⅴ、譲渡権

第二十六条の二 著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。以下この条において同じ。)をその原作品又は複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。以下この条において同じ。)の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。

 映画の著作物(次回で説明)以外の著作物の原作品(一点物の絵画とか)・複製物(CDとか)を公衆に譲渡する権利のことです(映画の著作物の場合は「頒布権」という別の権利になります)。こちらも例で考えてみましょう。

ex3. 有名画家Aが描いた絵を、Aの師であるXがAに無断でYに売ってしまった場合

 Aは自らの作品について譲渡権を有するので、Xの販売行為はAの譲渡権侵害にあたります。

ex4. ex3において、A→Xへの譲渡が適法であった場合、Xの販売行為は譲渡権侵害?

 この場合もAはXに対し譲渡権を主張することができるのでしょうか。結論から言うとできません。1度適法に譲渡されると、Aの譲渡権は消尽します。譲渡権が消尽しないと著作者が二重に利得を得てしまったり、円滑な取引が阻害され著作物が世に広まらなくなるなどのよろしくない状況が生み出されてしまうためです。

 

Ⅵ、翻訳権、翻案権

第二十七条 著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。

 著作物を翻訳したり、編曲したりする権利のことです。翻案とは「既存の著作物に依拠し、かつ、その表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、」「既存の著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することのできる別の著作物を創作する行為」のことを言います(江差追分事件・最判H13・6・28(百選53))。この定義(江差追分事件は言語の著作物に関するものですが、他の著作物についてもある程度妥当するでしょう)から同人誌やコスプレにもこの権利が関係してきます。

 (少し話は逸れますが、)コミケ等では多くの同人誌、同人音楽が売られています。それらの中には、既存の作品を基に作られているものも多くあります。それらは正直なところ翻案権(あるいは複製権)を主張されると著作権侵害に伴う責任を負う(損害賠償とか)ことになります。しかしこうした場から将来のクリエイターが現れたりすることも考慮し、多くは「黙認」されています。ですが、全ての著作者が「黙認」を貫くわけではないということは頭の片隅に置いておくべきでしょう。

 

Ⅶ、著作権の利用

 著作権財産権の一種なので、他者に譲渡することができます。また、賃貸借に似た利用許諾という制度(厳密にいうと制度ではない)もあります。例えばバンプレストタイトーがサンリオキャラのグッズを作る場合などがこれにあたります。

 

Ⅷ、存続期間

 著作権は永久に続く権利ではありません。著作権はその著作物の創作の時点から始まり、著作者の死後50年(TPP発効後は70年になります)まで、と存続期間が定められています。まあバッハとかの作品にまだ著作権がある!とかなったら誰が権利を持っているのかが分かりにくく、結果著作物を利用できない!ってことになりかねませんので。

 ちなみに映画の著作物は公開から70年後まで、法人著作(会社名義の著作物など)は公開から50年後まで、といったような例外規定もあります。

 

Ⅸ、まとめ

 といった感じで、ざっくりではありますが著作権ってどんな権利なんだ?ってのがお分かりいただけたでしょうか。まあ、めんどくさいものですよね。ただどういうことはしていい/しちゃダメってのを知っているだけでもだいぶ違うので、興味が湧いた方はぜひ、今回スルーしたものについても調べてみてください。ではまた次回。

著作権って何?①「知的財産法の中の著作権法」

こんにちは、ブログはお久しぶりです。どんぺりーです。

最近大学で勉強会(自主ゼミ?)を始めたんですが、その内容を参加者を増やすためにもブログでも公開していこうと思います。内容は勉強会の第1回で紹介した「著作権制度」について。今回からチャプター毎に少しずつ公開していく予定です。頓挫したらごめん。

進行予定▼

①知的財産法の中の著作権法

著作権とは?

③著作物とは?

著作権は誰が持つ?

著作権は無敵?〜著作権制限規定について〜

今回は①知的財産法の中の著作権法 です。それでは早速本編行ってみよう!

 

Ⅰ、知的財産法とは

 我々は普段自分の所有物(今手に持っているスマホとか、パソコンとか、おうちとかを考えてください)を使用し、いらなくなったら売ったり捨てたり、そういった行為を自由にしていますよね。それは民法で規定されている所有権が所有者に認められているからできる行為なんです。所有権とは、ただ所有者に「これはあなたのものだよ」と認めるだけでなく、その所有物について自由に使用したり処分したりできる権利のことを言います。

 ですが民法が保護対象としているもの(つまり、所有物たり得るもの)は物(民法85条より有体物に限定)・不動産だけです。つまり情報や音楽といった無体物は民法では保護されないことになるのです。しかも無体物は形がなく「誰が持ち主か」が分かりにくく、さらにコピーが容易なものでもあります。以下音楽を例に考えてみましょう。音楽に所有権(のような権利)を認めないとすると、音楽は無制限にコピーされ世に広まってしまい、その音楽を作った人が作曲等に費やした時間や資金、労力の見返りが受けられず、インセンティブが失われてしまいます。インセンティブが失われればその人は音楽を作るのをやめてしまうでしょう。だって売れねえもん。すると日本では音楽が作られなくなって文化が崩壊してしまいます。これは避けなければ。ということで、財産的価値のある情報である「知的財産」について所有権みたいな権利を付与することを目的に特許法著作権法、意匠法、商標法などが作られました。「知的財産法」とはこうした法律の総称のことを言います。

 

Ⅱ、著作権法の趣旨

 Ⅰの話と少し被りますが、著作権法の趣旨について少しだけ述べておきます。著作権法は1条に法目的が記されています。

第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

 噛み砕いて説明すると、

著作物に権利付与・公正な利用により著作者の権利保護→文化を発展させよう!

みたいな感じです。著作物が無制限に利用されてしまうと、著作者は創作に対するインセンティブを失い、文化が終焉を迎えてしまいかねないので、権利を与えて公正な利用を促そうとしているのです。

 

Ⅲ、まとめ

 著作権は正直めんどくさいものです。ネットとかやってると特に。ただそれは皆さん(もちろん私も)が日常的に享受している日本の文化的資産を失わせないために存在しているものです。こうした側面を知るだけでも、見方は変わってくると思います。次回以降、細かい内容に触れていくことにしますが、今回紹介した「なんで著作権ってあるん?」ってのを頭の片隅に置いておいていただけると理解が進むと思います。では今回は以上。

著作物の引用について

こんにちは、どんぺりちゃんです。

今回は質問をいただきましたので、著作物の引用について書いていこうと思います。

 

1、著作権法上の「引用」の立ち位置

多くの方は漫画を読んでいて、歌の歌詞が引用されているのを見たことがあると思います。例えば週間少年ジャンプで連載されていた「SKET DANCE」では、主人公たちがバンドを組んで曲を披露する場面で、the pillowsのfunny bunnyの歌詞が引用されていました。ジャンプコミックスを見てみると、その場面のコマ外にはJASRACに使用料を払った旨の記載があります。また、ジャンプ冊子においては「JASRAC申請中」などといったことが記されていたりします。このように、自分の著作物に他人の著作物を引用する際には使用料を支払う(許可をもらう)ことが必要になります。ですが、著作権法は一定の場合には著作権の効力を制限するよ!といった旨の内容を規定しており、著作権法32条には引用についての規定がされています。つまり「著作権法32条の内容に沿う方法での引用は著作権の侵害にはならない」ということです。以下、細かく32条を見て行きます。

 

2、著作権法32条の趣旨

とりあえずは条文を読んでみましょう。

 

著作権法32条 第1項

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

(第2項は省略)

 

まあ条文を読んでもらえばそのまんまなんですが、「公表された著作物」を「公正な慣行に合致する」「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」で「引用」することは著作権の侵害にならない、と著作権法は規定しています。

「公正な慣行」については知財高裁の判決で、他人の著作物の「利用の目的のほか、その方法や態様、利用される著作物の種類や性質、当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない」と述べられています(知財高判平成22年10月13日判時2092号135頁)。また、「引用の目的上正当な範囲内であること」についても同じ判決で「社会通念に照らして合理的な範囲内のもの」と言い換えられています。

法律に慣れていない人からすると何を言ってんだって感じだと思いますが、かなり砕いて言えば「既に世の中に出てる著作物を、その利用とか諸々を考えた上で、かつ報道とか批評とか研究とか、常識的に考えて合理的なものへの引用は著作権の侵害にならないよ!」ってことです。あんまり砕けてないな…

 

3、パロディ・モンタージュ事件判決

引用について、最高裁が過去に重要な判決を下していますので見ておきましょう。パロディ・モンタージュ事件の判決(最判昭和55年3月28日民集34巻3号244頁)において最高裁は、「引用にあたるというためには、」「引用して利用する側の著作物と、引用されて利用される側の著作物とを明瞭に区別して認識することができ、かつ、」「前者が主、後者が従の関係があると認められる場合でなければならない」と判示しました。

この事件は旧法下でのものですが、現行法下でも、この「明瞭区別性」「主従関係」を考慮した判決がされています。

したがって、2で見た32条の要件に加え、この2要件も考慮する必要があるでしょう。

 

4、その他の著作権制限規定

著作権が制限される要件として、「報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」であるものへの引用でなければならないことが規定されていますが、他の著作権制限規定に係る著作権の利用であれば、同様に著作権侵害にはなりません。

例としては、私的利用目的での複製や、教育目的での利用などがあります。これらについての詳細は省略させていただきます。そろそろ眠いんで。

 

5、最後に

まあ皆さんお察しだと思いますが、著作権法って面倒なんですよね。著作権法に関わらず法律全体的にそうなんですけど。ですが前回のJASRACの記事でも少し言及したように、著作者の権利も大事なんです。著作者の権利が守られないと、著作物を生み出す動機が失われて文化が衰退してしまいかねません。なのでそのバランスを考えた結果、こんなことになっています。

ぼく個人の意見としては「文化の発展」が目的なんだからもうちょっと規制を緩くしてもいいんじゃないかと思いますが、多分日本はそういう動きが出てくるとしてもかなり後になると思うんで、あまり期待はしない方がいいかもね。頑張って未来の文化庁官房著作権課のみんな。

 

6、参考文献

茶園成樹編「著作権法〔第2版〕」(2016年、有斐閣

 

JASRACって必要なん?

こにゃにゃちは、どんぺりーです。

 

そういえばぼく法学部だったんで、法学部っぽい記事書きます。まあ「ふーん」程度に思ってもらえればいいです。今回取り上げるのは何かと萌え燃えがちなJASRACさん。最近だと音楽教室に使用料を払え、と主張しネットで叩きに叩かれるも、文化審議会著作権分科会が「使用料取ってもええやろ」とJASRACに肯定的な意見をまとめ議論を呼んでいますね。結構悪い者扱いされがちなJASRACさんですが、ところでこいつ、何者なの?とかそもそもこいつ必要なの?とか多分いろいろ思われる方がいらっしゃると思いますので、かなーりさらっとですがJASRACさんが必要なのか等についてお話したいと思います。

 

1、まずは「著作権」のお話から。

JASRACさんが何をしているのか、一言で言いますと「音楽の著作権の管理」です。なのでとりあえず「著作権」についてある程度分かっておかないとJASRACさんのお仕事も理解しにくいので、著作権の要点だけサラッと触れておきます。

著作権とは言語(本、歌詞、講演…)や音楽、美術等の「著作物」を作った「著作者」に与えられる権利のことを言います。著作権の内容としては「支分権(狭義の著作権)」と「著作者人格権」というものがあり、前者には例えば、著作者以外の人が著作物を無断でコピーしちゃダメ!っていう「複製権」とか、勝手にネットにアップしちゃダメ!っていう「公衆送信権」とかがあります(他にもいろいろあります。例えば翻案権については以前の記事「コスプレと著作権」を参照)。後者については公表権、氏名表示権、同一性保持権(勝手に著作物の内容を改変されない権利)があります。

ではこの「著作権」という制度は何のために作られたのでしょう。その答え、とまでは行きませんが法目的が著作権法第1条に書かれています。少し読んでみましょう。

 

著作権法第1条

この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

 

分かりますか?多分よくわかんないと思います。まあざっくり言えば「著作物を公正に利用しながら文化を発展させていこうよ!」って感じです。意外かもしれませんが、著作物の自由な使用を制限することで文化を発展させようとしているのが著作権法ってわけです。少し逆説的に思われるかもしれませんが、ちょっと考えてみればまあまあ理解できることで、例えば音楽がコピーし放題、ダウンロードし放題で音楽制作者にお金が入らなかったら誰も音楽業界目指しませんよね。食っていけないもん。で、音楽とか、同じように漫画とかがなくなれば文化もクソもなくなります。クールジャパンとかもないです。こうしたブンカ・ジ・エンドを防ぐため、著作権法が存在するのです。

 

2、で、JASRACとは何なのか

少し前提のお話が長くなってしまいましたが、本題に入っていきましょう。JASRACさんって何者なの?って話です。JASRACこと日本音楽著作権協会(Japanese Society for Rights of Authers, Composers and Publishers)は簡単に言えば(っていうかそのままですが)「めちゃめちゃたくさんの音楽の著作権を一括管理している」団体です。

 

3、JASRACの必要性

JASRACさんがなぜ必要なのか(あるいは、なぜ音楽業界から必要とされているのか)、少し掘って行きたいと思います。音楽制作者や歌手(著作権法の世界では「実演家」と言います)は音楽を作り、例えばそれをゆーちゅーぶとかで発表したり、CDを発売したりして世の中に出すわけです(一応CDとか実演家にも「著作隣接権」ってのが発生したりするんですがめんどくさいので省略します。マジで面倒だから。)。一度音楽が世の中に出ると、それはいろいろな方法で「利用」されます。例えばカラオケで歌われたり、テレビ番組のBGMに使われたり、売れてないバンドにカバーされたり。こうした「著作権に絡む利用」を確認し、利用者から利用料を徴収する、という作業を音楽制作者が逐一やっていられるでしょうか。多分そんなことをしていたら次回作が出ることは永遠にないでしょう。そうした手間のかかる著作権の管理を、音楽制作者たちは「自分たちの代わりに」JASRACにお願いしているのです。こうして見ると(少なくとも私が思うには)JASRACは必要不可欠な組織なんです。

 

4、音楽教室から使用料を巻き上げる徴収するのは妥当か

もう一つ、現在議論を呼んでいる内容についても少し考えてみましょう。JASRACは「音楽教室で見本として歌ったり演奏したりするのは支分権にある『演奏権』に当たるから著作権の利用料を払え!」と主張しています。演奏権についての条文を見てみましょう。

 

著作権法第22条

著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

 

要は「著作物を公衆に対して演奏していいのは著作者だけ!(それ以外の人は利用料払ってね♡)」ってことです。この条文を基に「金払え」と言ってきたJASRACに対し、音楽教室側は「条文にある『公衆』は不特定多数のことで、音楽教室にきている生徒は特定できるから『公衆』に当たらない」と主張し、利用料は払わなくていいんだ!としています(詳しくは

JASRACによる音楽教室における著作物の使用料徴収に対し、東京地裁に「音楽教室における著作物使用にかかわる請求権不存在確認訴訟」を提起しました | 音楽教育を守る会 を参照)。そして私が注目したいのは(上記のリンク先にも示されていますが)先述した法目的です。音楽教室は(それだけが音楽教室の目的ではありませんが、)将来の音楽制作者や実演家を育成する場であり、それは文化の発展には不可欠と言えます。また音楽教室における音楽の利用は娯楽目的ではなく、教育目的であるため「公正な利用」となり、これらを踏まえれば演奏権侵害(=利用料の支払対象)にはならないと考えられます(とはいえこれは私の意見であり、法律のプロの中でも意見が別れてくるところなのでぜひ皆さんもそれぞれに考えてみてください〜)。

 

5、最後に

ネットでは批判の嵐、挙げ句の果てには「カスラック」とまで言われてしまうJASRACさんですが、結構音楽著作権に関しては重要な役割を担っています。なので「カス」とまで言われるのには流石に同情します。とはいえネットでは過去に「JASRACの職員が著作権の切れた音楽にまで金を請求してきやがった」なんて話が話題になりましたし、音楽業界がJASRACに苦言を呈したりと、JASRAC側にも問題があるのは確かでしょうし、ただ「法律」という一面だけでは捉えられない問題に発展しているともいえます。司法がどのような判断を下すのかも注目されますが、ただ「JASRACがクソ」とか言ってみる前に、多角的にいろいろ考えてみても面白いかもしれません。それが法律の面白さなんじゃないかって、ぼくは思います。

 

2018冬の陣(長期東京遠征録)

こんにちは、どんぺりーです。

知っている方も多いと思いますが、2/17〜26の10日間、東京に遠征をしていました。なぜこんなことになったかと言うと、まあ推しのアイドルグループ"atME"が解散するからだったんですけど、経過を書くと以下のようになります。

───時は遡って1/28、その日もatMEのライブがあり、20歳の誕生日かつ9単位がかかった試験前日だというのにぼくは東京にいました。その頃には2月のatMEのライブ予定が出ていたので、2/17〜2/19に遠征を入れようと決めていました。ですがその1/28の会場前で開場待ちをしていたところ、ある一報がぼくのTwitterのTLに飛び込んできました。「2/24に涼本奈緒の生誕祭を開催することになりました!」oh…行くしかない…

というわけで、2/24〜25の二日間遠征するだけにすることも考えたんですが、atMEを見れるのも残り少ないし、幸いその間ずっと東京の友人が泊めてくれるというので、長期遠征を決行することにしました。

 

1日目(2/17)

朝早くの飛行機で羽田へ。そこから渋谷のclub asiaへ直行し早割で入場。二組目で抜けて再入場しようと思っていたものの、二組目が1曲目にNerveを持ってきやがったため抜けるタイミングを見失い、そこから地獄の待機タイムが始まる。あれはつらかった。とはいえ待機中に久々のat民の皆様とお話しできて楽しかったです。

この日のatMEのセトリはESCAPE OUT→サクラダファミリア→Paralyzer。9月に秋葉原twinboxでやった以来の「柵に登ってガチ恋口上」ができて本当に楽しかったです。あれをやってるときが一番「生きてる」って感じがしますよね。しない?そうですか。

ほんで特典会。某at民の方と「やろう」と言っていたアレをやりました。

これ、アイドル側からすると地獄ですよね。ほんとすまん。でもこっちを見つめてくる推し。めっちゃ笑顔で見つめてくる推し。尊すぎて撮り終わった後「可愛い」しか言えなかった。

全チェキも撮りました。

ライブ後は飲み会へ。こうやってオタクの皆様と飲みに行くのは初めてだったので結構嬉しかったです。空腹にハイペースでアルコールを入れたので早めに死んでましたが。

そして友人宅へ。遅くなりすぎて怒られました。ごめんな。

 

2日目(2/18)

日雇い派遣登録をした。暇だった。

 

3日目(2/19)

この日はatMEの出番が遅くだったので午前中は寝て飯食って生誕祭の準備ちょっとして、って感じでゆっくり過ごしました。生誕祭の準備中にサークルの後輩から電話があり、出てみるとその後輩も東京にいるとのこと。これはチャンス(?)だとライブに呼び出してみるも「帰らないといけない」とのことで断念。だがこれでは終わらなかった。私が代表を務めているサークルの前代表の知り合いで、なぜか11月の学祭を手伝いにきてくださった方がその後輩と(なぜか)一緒にいたのです。はい、来てくださいました。本当ありがとうございます。

この日のatMEのセトリはESCAPE OUT→愛ドル→サクラダファミリア→With Me!→DASH!!!。この日も最高の柵上ガチ恋口上だった。With Me!も聞けてよかった。この曲好きなんですよね。

んで特典会。

あれですよね、このやり取りにぼくの人間性のダメさが詰まってますよね。自分でもダメだと思うわこれ。ちなみに怒られた後に「でもポニテもめっちゃ可愛い」って言ったら「ありがと」って口元を緩めて言われたんですけど、あれで恋しない男いないでしょってくらい可愛かった。「可愛い」って言葉で形容するのが失礼なくらい可愛かった。最高。

なんやこいつ

 

4日目(2/20)

日雇い1日目。まさかの昼で終わって暇になってしまった。

 

5日目(2/21)

日雇い2日目。日雇いは二度とやらないことを決意。

 

6日目(2/22)

寝てたら1日終わった。

 

7日目 (2/23)

生誕とかいろいろ準備やら何やらをしてライブへ。この日のライブはatMEではなくこれ

初の天晴れと12月以来のuijinとTrash?リリイベ以来のラキア。

リフトとかジャンプとか禁止が多く、しかも客も少なくて結構静かめなライブでしたが楽しませてもらいました。サークルのできないsing with youが新鮮すぎた。

ラキアとuijinの二組はこれからもちょいちょい見ていきたいなあと思っております。ラキアは大阪拠点ですし。

 

8日目(2/24)

 来ました。生誕祭。実はこういう「生誕祭」ってイベントにくるの初めてだったんですよね。しかも今回はatMEとして、ではなく涼本奈緒さん個人としてのイベント、ということで二重に「どんな感じのイベントなんだろう」って思ってました。

とはいえ始まってみるととても楽しかったです。いやあ、奈緒ちゃんのNerve聞けてもう悔いはないって思いましたね…。そのあとのトークパートも笑いが絶えず2時間あっという間でした。奈緒ちゃんの独特な不思議さとかアウトローさを殺すことなく、むしろ引き立てていく司会の方には尊敬しかなかったです。

 準備してたもの渡せてよかったです。画力上げなあかんな〜〜〜〜〜

なんやこいつ

 

9日目(2/25)

気がつけば東京に来て1週間が過ぎており、ついにこの日を迎えてしまいました。ある日ネットで奈緒ちゃんを見つけ、次第にグループのことも気になって来て、ESCAPE OUTとサクラダファミリアのCDをネットで買い、見事にハマり、TIFでようやく会うことができ、その後も何度か遠征し…とぼくがドルオタを始めてから恐らく一番本気で応援し、本気で楽しませてもらったatMEの解散日。エモい。とはいえこの日は2本ライブがあり、まだまだ楽しんでいくぞということでReNYへ向かったのでした。

たまたま東京に来ていたサークルの同期にやられました(来てくれてありがとうございます)。

なんやこいつ

 

そして腹ごしらえをして品川・東京アイドル劇場へ。9月も12月も1月も、アイ劇での公演を見て帰阪していたので、アイ劇に来ると遠征もいよいよ終わり、って感じがして少し寂しくなりました。

ライブ中は楽しもう、といつも通り沸いていたんですが、サクラダファミリアのガチ恋口上で「ガチ恋口上をやるのもこれが最後か」と思うとなんか泣けて来て、涙目でガチ恋口上をやる痛いオタクになってしまいました。そしてDASH!!!の後、at民からメンバーに花と色紙が渡されました。そのときのころねの涙にやられましたね。あれは泣きました。

特典会のことも書きたいですが、ぼくの拙い表現で書くのは難しいので省略します。

特典会の後は大勢で飲み会へ。そしてそこで一晩を明かし、翌朝帰阪したのでした…

 

こんな感じで1週間を超える長期遠征は幕を閉じました。atMEというグループはメンバーも楽曲も、そしてat民の皆様も、全てが魅力的で本当に好きでした。解散してしまうのは本当に残念でしたが、メンバーそれぞれの行く末を1人のオタクとして応援しながら、少しオタクという立場を離れて、自分の行く末も案じながら過ごしていこうと思います。今回の遠征でお世話になった皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。そして今後も、よろしくお願いします!

 了

DOGIMAZUN大阪参戦録

こんにちは、どんぺりーです。風邪をひいてます。パブロンマジ卍。

さて、2017年10月28日に心斎橋で行われましたDOGIMAZUN HALLOWEEN PARTY2017の参戦録を書いていきたいと思います。

このフェスを見つけたのはいつか忘れたけど夏だったと思う。目当てはバンドじゃないもん!とMaison book girl。この2組が出るんだったら行くしかないっしょ、とチケットを超スーパー早い段階で撮りました。そしたらなんか我儘ラキアとかぜんぶ君のせいだ。とかゆくえしれずつれづれとか出るみたいじゃない、優勝じゃん。神イベ確定ですわ。と期待に胸を膨らませ日々を送っていました。

 

タイテ発表めちゃくちゃ遅かったけど。特に特典会。前日て。

結果ぜん君とかPassCodeは見に行けませんでした。無念。

 

そんなこんなでぼくのタイテはこんな感じでした↓

我儘ラキア特典会→彼女in the display→我儘ラキア→バンドじゃないもん!ゆくえしれずつれづれバンドじゃないもん!特典会→Maison book girl

 

①我儘ラキア特典会

ラキアを見にいきたかった理由、それは「相谷麗菜さんに会いたい」ことが最大要因でした。れいにゃんは我らがO阪大学の卒業生で、私の先輩に当たります。ちなみに昨年度まで在籍していらしたので実質一年被ってるんですよね。行くしかないやん。

ということで行って来ました。

 

 

 

れいにゃんからの愛称は「ででんちゃん」に決定しました。新しい。関西出身ということもあって関西弁で喋れて親近感マシマシでした。ぼくめっちゃガチガチやったけど。

 

②彼女in the display

ラキアのライブまでの暇つぶしにバンドのライブを見にいきました。正直名前で選んだみたいなところある。完全に初見でしたが楽曲が良く(特に3曲目)、MCも面白かったのでチェックしておこうと思いました。とりあえずLINE MUSICで聞いてます。ラキアの開始時間との兼ね合いで途中退出。

 

③我儘ラキア

待ってましたラキアのライブ。とにかくオタクが熱い。暑い。リフトめっちゃ上がるし、ダイブだサーフだサークルモッシュだ…やっぱ大阪のオタク怖いわ。とはいえライブ自体はとても楽しく完全初見でも沸けて盛り上がれました。Sing with youの円陣めちゃくちゃ楽しかった。賛否両論あるとは思いますが、ぼく個人としてはこういうオタク達の一体感があると本当に楽しいし、また行きたいなと思うわけです。はい。またいきたいです。とりあえずサイトに上がってたやつDLしました。頑張って勉強します。

 

バンドじゃないもん!

TIF以来のバンもん。サイリウムを家に忘れるという失態をやらかしNOリウムで参戦。ラキア終わりダッシュで向かったのが功を奏したのか、まあまあ前方で見れました。この日のメンバーの衣装は何と新曲「Q.人生それでいいのかい?」のMV衣装。

 

                 バンドじゃないもん!/Q.人生それでいいのかい?[MUSIC VIDEO]               

 

エロい。どこに視線をやればいいのやら。セトリは

君はヒーロー→すきっぱらだいす→青春カラダダダッシュ→タカトコタン→Q.人生それでいいのかい?→White Youth

新曲(上記)聞けたら満足、って思ってたんですが、個人的にバンもん曲で一番好きなホワユが聞けて来た甲斐がありました…イントロで「ぅよっしゃぁー!!!」って叫んだの私です。迷惑だったら本当すんません。

 

ゆくえしれずつれづれ

半年ぶりのFANJtwice。見たのは初めましてのゆくえしれずつれづれ。事前にLINE MUSICで数曲勉強してたのでそれなりに楽しめました。ここもオタクが熱い。だがメンバーも負けじと熱い。すごい空間でした(小並感)。新宿シネマコレクション聞けてよかった。

 

⑥バンもん特典会

TIF以来みゆちぃとチェキ。

 

 

 

デデンネのお面見せたとき「デデンネっ!(可愛い声)(めちゃくちゃ可愛い)」って言ってくれたのでこれは認知をいただいたという認識でOKですよね?話そうと思ってたこと全部飛んでしまいましたがホールツアー森ノ宮行くの伝えれたので合格点。

 

⑦Maison book girl

こちらもTIF以来、4現場目のブクガ。なんか会場の方全然コスプレ感なくてデデンネのお面頭につけてたぼくがすごく浮いてた気がする。開幕lost AGEで優勝。生で聴くのは初のbedや安定のsin morning、roomsも聞けたので行ってよかったです。ブクガの楽曲の世界観がすごく好きなのでこれからも追っていきたい。特典会干してごめんな和田。

 

はい、こんな感じで楽しい1日を過ごすことができました。アイドルのライブは再来月のバンもん@森ノ宮までしばらくないので少し寂しくなりますが強く生きていこうと思います。【了】

なぜ僕はアイドルオタクになってしまったのかの考察

こんにちは、どんぺりーです。急に寒くなりましたね。

今日も何もやる気が起きないのでブログを書きます。テーマはタイトルの通りです。

 

5月か6月頃、本垢(@donpereal)で「俺がドルオタになったんじゃない、社会が俺をドルオタにしたんだ」みたいなツイートをしたかと思います。

 

 

 

してましたね。

では本当に僕は社会によってドルオタにさせられてしまったのでしょうか。今一度、自分の発言に問いを投げかけることで、この議論を白熱させたいと思います。どうでもいい議論ですが。

 

第1章 ドルオタになるまで

 

1、幼少期のどんぺりーくん

正直言って全然記憶にないんですが、物心のつく前からぼくには熱中しているものがありました。モーニング娘。とミニモニです。この頃からドルオタやったんや!じゃあ考察する意味ないやんけ!終わり!解散!

 

2、幼少期のどんぺりーくん(第2部)

はい、もう一回集合してください。記憶にない部分はノーカンにさせて(懇願)。まああとこれはどうでもいい話なんですが、ぼく本名に「た」がつくので小さい頃親から「おた」って呼ばれたりしてたんですね。そりゃオタにもなるわ。

幼少期のぼくは記憶にない部分は置いといて、本当に普通の男の子でした。大きくなったらウルトラマンコスモスになりたかった。

 

3、小学生のどんぺりーくん

小学生の時、ぼくのオタクの芽が発芽し始めます。小学校1年生で太鼓の達人を始め、小学校2年生でポケダン赤・青の救助隊、3年生でポケモンダイヤモンドパール、4年生でポケダン時・闇の探検隊、Wii発売、6年生でポケモンHGSS発売…

そうです、小学生にしてぼくはクラスに一人はいた「やたらポケモンに詳しいやつ」「やたらゲームに詳しいやつ」「音ゲーマー」の称号を手にすることとなったのです。

 

ですが小学校4年生の時、もう一つの芽が出始めます。ある日ミュージックステーションを見ていると、ジャニーズの新グループが出演していました。メンバー全員が平成生まれ・2007年に結成されたことにちなんで「Hey! Say! 7」。山田涼介・知念侑李・中島裕翔・有岡大貴・高木雄介で構成された5人組です。この時は「またなんかできたんか」程度にしか思っていませんでしたが。

その少しあと、新たに5人のメンバーを加え「Hey! Say! JUMP」というグループが結成されました。またミュージックステーションで見ていたんですが、デビュー曲「Ultra Music Power」をポケモン片手に聞いていると何か妙に一人、声の高い奴がいるんですね。ぼくはテレビに釘付けになっていました。「この人、声変わりしてない、まるで自分と同じ子供みたいなやつなのにかっけえ…」って思ったんですね。その時からぼくの知念侑李推しが始まりました。

しかし時の流れというものは残酷で4枚目のシングル「真夜中のシャドーボーイ」を出す頃には知念侑李の声が変わり始めます。「これは俺の知っている知念侑李じゃない」と思ってそれ以来チェックするのをやめてしまいました。そうしてまたぼくはただのゲーム少年の道を歩んでいったわけです。

 

4、中学生のどんぺりーくん

中学生になってもポケモン太鼓の達人と部活に明け暮れる日々。アイドルなんて興味ねえ!みたいな人間でした。その頃、同級生から「けいおん!!」ってアニメが面白いから見てみろと言われ実際に見たり、初音ミクの存在を聞かされたり、オタクへの道はしっかり歩んでいたわけでありますが。そのオタ活の一環として、当時テレビ東京で18時台にやっていたアニメ(ソウルイーター再放送、神のみ再放送等々)を見ていたのですが、その際にある番組を「目当ての番組が始まるまでの暇つぶし」に見ていました。そう、「週刊AKB」です。

週刊AKBAKB48の中心メンバーから無名メンバーまでが揃う番組で、中学生という最も記憶力の冴える時期にそれを見ていたぼくは片っ端からメンバーの名前を覚えていきます。そして音楽番組にでたらそれもチェックし…としていたらAKBオタクと化したどんぺりーくんがそこにいました。その頃のAKBは全盛期といっても過言でなく、アルバム「神曲たち」(言い訳Maybeとか大声ダイヤモンドとかが収録されています)、シングル「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」「Beginner」などが世に送り出されCDチャートで猛威を振るっていました。上手いこと乗せられてしまったわけですね。

おそらくぼくのドルオタとしての原点はここにあると勝手に思っています。ただこのころはまだ、CDを何枚も買うオタクや、タイガーファイヤーなど叫びまくっているオタクの人たちの映像を見たりして引いていた純粋な少年であったことも事実です。

(どうでもいいんですがぼくの推し柏木由紀でした。)

 

5、高校生のぼく

高校に入り、よりゲーム・ニコニコの方面へ侵食していった結果、AKBのことはほとんど忘れてしまっていました。曲もわからん、新顔もわからん、しかも前田も大島も篠田も板野もいなくなった。まあ仕方のないことです。

高校生時代はほとんどアイドルに触れることはありませんでした。あえていうならRev.from DVLのリリイベに橋本環奈見たさに行ったくらい。

ですが高校卒業直前に革命が起こります。2016年2月3日、某私立大学の入試2日前にいつものゲーセンに行き(受験期にゲーセンに行っていることに触れてはいけない)、知り合いがやっていたグルーヴコースターをやってみることにしました。「すっごーい」「たーのしー」とプレイしていたわけですが、収録曲を見ているとある曲が目にとまりました。

 

「でんでんぱっしょん」

 

全ての始まりでした。でんぱ組.incについては「最上もが」「夢眠ねむ」は知ってる、でんでんぱっしょん、サクラあっぱれーしょんはちらっとだけ見たことある(ZIPとかで流れてた程度)くらいで、まあほとんど無知でした。しかしそこでたまたま選曲したでんでんぱっしょんがやたら耳に残るわけです。その日のうちにLINE MUSICででんぱ組.incの曲をかき集め受験直前期にひたすら聞いていました。

 

6、大学生になって〜初現場〜

まあ2日前にゲーセンに行ったせいか某私立大学には落ちたものの、なんとか第一志望には受かって大学生になりました。受験直前期のクッソ辛い時期にイヤホンから流れてくるでんでんぱっしょん等、でんぱ組.incの楽曲に助けられたぼくは「彼女たちに感謝を伝えなければならない」という謎の使命感に駆られ、何としてもでんぱ組.incのイベントに行くぞと意気込んだわけであります。

そうして5月のGOGO DEMPAのリリイベで現場に初参戦し、推し・相沢さんにサインをいただくなどしたわけです。

 

7、2017年になって〜在宅から現場へ〜

とはいえ音ゲーやらポケモンやらで忙しかったぼくは在宅を決めていました。陰キャなので。そんなこんなで初現場から5ヶ月が過ぎようとしていた時、ある情報が飛び込んで来ます。「でんぱ組.incアリーナツアー幕張と神戸で敢行」、行くしかないと思いました。気が付いたらチケット応募してました。当たりました。行きました。物販でウン万飛ばしました。

この時気付いたんです。アイドルは生のライブを見てこそ一番楽しい。

一回ライブに行ってしまえばもう怖いものは何もなくなりそこからディアステージウィーク、名古屋バンもんシークレット、ブクガ心斎橋ワンマン、バンもんツアー、TIF、atMEワンマン・対バン・定期、BiSギャンパレツーマンと多くの現場に足を運ぶことになったのであります。

 

第2章 本当に「社会にドルオタにされた」のか?

 

 

 

これは未だに一理あると思っています。実際現場を求めるのは「楽しさ」=「幸福感」を求めるわけですし、接触で認知を求めるのも承認欲求の発現なので。

でもそれだけではなくて、やっぱり「好き」があるんだと最近は思っています。もともと音楽が好きだったのに加え、沸く楽しさ、かわいい推し、オタクの皆様との交流、ステージ上で輝くアイドルたちとの接触、かわいい推し、「現場にいた証」として残るチェキ、かわいい推し、かわいい推し

 

結論、

「ぼくはなるべくしてドルオタになった」

 

以上、解散。