個人的2020ベストアイドルソング

お久しぶりです、気づけばもう年末ですね!

ということで今年もやります、個人的にめちゃんこ良かったアイドル曲をご紹介していくやつ。では早速やっていき。

※対象となるのは「2020年初披露」もしくは「2020年音源リリース」のアイドル楽曲。

 

10位 『ハナビガタリ』/ #ババババンビ

 

アイドル界に突如現れた新星・#ババババンビ。そのビジュアルの強さに多くのオタクが度肝を抜かれていましたが、こちらの楽曲もビジュアルに劣らない強さを持っています。強い顔面に「君が好き」って言われたら昇天できますね!

ビジュアルだけが先行して話されがちですが、ライブがめちゃくちゃ楽しいのでぜひ一度足を運んでみては…!

 

9位 『ユリイカ!』/NEMURIORCA

 

 初めて聴いたときニヤケが止まりませんでした。オタクくん絶対好きじゃん。

開幕「君が好きなの」って、絶対そこらのアイドルだったらポップだったりロックな感じの曲に乗せる歌詞なんですけど、逆に少し寂しさを感じさせる曲調なんですね。オタクくん絶対好きじゃん。ボーカルの後ろでいろんな音が鳴っているんですが、うるささを感じさせずむしろ聴き心地が良くなっているのが素直に凄いと思う。生でライブ見られていないので来年こそみたい。

 

8位 『もしもし、インターネット』/でんぱ組.inc

 

また諭吉佳作/menの仕業です。こいつは天才。おませさんですなぁ。

昨年『形而上学的、魔法』の楽曲提供で話題を呼んだ10代の楽曲クリエイターによる提供曲。形而上学的…よりもさらにでんぱ組.incとの親和性が高く仕上がっており、聴いていて非常に気持ちの良くなりますね。久々にライブ見たいな〜と思わされた曲でした。

 

7位 『もうわたしを好きになってる君へ』/リルネード

 

 「リルネードが良いので聴いてください」と後輩に言われ「ラビンν」を聴き「またこれは凄いのが出てきたなあ」と思っていたら夏に出たこの曲がガチのマジでヤバかった(語彙力)。

作詞・作曲・編曲がヤマモトショウ(元ふぇのたす)というだけで、ふぇのたすファンだったぼくとしては好きになるしかないんですが、振り付けだったり、一人ひとりの魅力を感じさせるようなMVの構成だったり、すごく仕事が丁寧というか完璧じゃねえかと思わされました。

ディアステージ、頼むからこの調子で完璧にプロデュースしてくれよな!!!

 

6位 『ゴッドソング』/バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI

 

 田中秀和が作編曲を務めたこの曲。秀和イズムが随所に散らされておりオタククラップが止まりませんが、それだけでなくメンバー・みさこによる詞がめちゃくちゃ強い。「パパにママに運命に愛されても憎まれても生まれた時から世界は君のもの」「君が君を創るんだよ」、良くないですか?????

バンもんはこれまでも『Q人生それでいいのかい』『White Youth』など背中をグッと押してくれるような曲をいくつかリリースしていますが、この曲はそれらを超えて全肯定、全抱擁って感じがしてバンもんの集大成のような一曲になっています。ぜひ聴いて。

 

番外編①ランクインしなかったけどめっちゃ聴いた曲

ちょっと休憩しましょう。ここでは10曲に絞る過程で残念ながら漏れてしまったもののぜひご紹介しておきたいものをざざっと紹介していきます。

 

『ネコちゃんになっちゃうよ〜』/クマリデパート

 

今年アイドルオタク界隈を騒然とさせた衝撃的なEDM。惜しくも個人的ベストテンからは外れてしまいましたがこの一年めちゃくちゃ聴きました。非ドルオタの友人からもかなり好評だったのでまだ聴いてないよ〜って方はぜひ!ネコちゃんになっちゃうよ〜〜〜!

クマリデパートの中ではかなり異色な曲なので、この曲が好き=クマリ曲が刺さる、とは言い難いのですが、気になった方はぜひ昨年リリースのアルバム「ココデパ!」も聴いてみては。

 

『NON STOP』/K+RANK'IN

 昨年10月の対バンで見かけて密かに注目していたのですが、惜しくも解散してしまいました。楽曲がめっちゃ良かったんですがライブ映像が削除されてしまい、サブスクも2曲のみなので魅力を伝えきれないのが残念です。運営さんもし見てたら配信をお願いします(見てない)。

 

『Witch』/ kolokol

 ベスト10に入れられずに逆にごめんなさい。kolokolは今年アルバム「WONDERLAND」とシングル「Dead End」を出しています。とりあえず全部聞いてください、全部良いです。

そんな中でも個人的に好きなのが「WONDERLAND」収録の『Witch』。メンバー各々の声の良さが活かされており、かつkolokolの世界観が詰まった一曲になっています。あとはシングルの方に収録されている『Strawberry Pie』も好き。優しい感じがしてオタクくん泣いちゃう。ライブのレベルもめっちゃ高いのでぜひ見に行ってみてください!

 

『HAPPY END』/菊池風磨SEXY ZONE

まさかのジャニーズです。SEXY ZONEのアルバム「POP STEP」に収録されている菊池風磨のソロ曲、作詞にchelmico、作編曲にchelmico三毛猫ホームレスが関わっています。それだけで大正解なんですが菊池風磨のラップがエロい。マジでエロい。抱いてほしい。みんなも買おうPOP STEP。

 

ざざっと、と言った割にはガッツリ紹介してしまいました。では本題に戻ってベスト5の発表です!!!

 

5位 『恋、いちばんめ』/ukka

 

 またヤマモトショウの仕業です。しかも作詞には元ふぇのたすのMICO(現SHE IS SUMMER)が、編曲には宮野弦士が参加しています。

ukkaは桜エビ〜ず時代から楽曲のレベルが非常に高いと有名ですが、もうこれは完全にSMAP。一方で歌詞はメンバーの年頃の感覚から逸脱することのないものに仕上げられています(MICOちゃん天才)。そんな歌詞が「SMAPやん」ってレベルの曲と違和感なくガッチリ噛み合い、メンバーもしっかり歌えているのがポイント高。ukkaのオタク、ぼくをライブに連れていってください。

 

4位 『愛ね暗いね』/代代代

 

ぼくが今年一番聴いた曲はこれらしいです。とりあえず一曲通して聴いてほしい、最高なので。

全部好きすぎて逆に言うことがないんですが、鳴っている音がずっと最高なのと、曲終わりの出雲なるさんの「間違いでも正解って言うけどね」がマジで好きです。ここだけ切り取った音源売ってたら買います。

代代代は音楽性が独特ですが聴けば聴くほどハマる中毒性があります。少しでも気になったらこちらが収録されているアルバム「∅」や、一昨年リリースの「むだい」もぜひ聴いてみて。

 

番外編②来年に期待の「曲がいい!」グループ

ではベスト3…の前に、ここでは「曲が強いから紹介したい」アイドルをご紹介していきます。ここまでやってたらもうベスト10とか関係ないですね、なんでもありです。

 

美味しい曖昧

 

めちゃくちゃ曲がいい。『AIMAI』『ナチュラルアレルギー』といった正統派楽曲も手が抜かれておらず聴き心地がめちゃくちゃ良くてビビる。個人的には『ナチュラルアレルギー』が一番好きなんですが、シングル3曲目に収録されている『あまあま』もヤバい音鳴ってておすすめです。来年絶対来る。

 

グデイ

 

2020年7月デビューの2人組。どこかノスタルジーを感じさせるような『ミッドナイトレディオ』やアップテンポでノリノリになれる『ググる or DIE』と守備範囲が広く、皆さんにも刺さる曲があるのではないでしょうか。

SPARK!!SOUND!!SHOW!!やHelsinki Lambda Clubといった実力を持ったバンドメンバー達が楽曲制作を手がけているのもポイント。もっとサブスク等配信を増やしてくれたら言うことなし。

 

Ringwanderung

 

2019年11月結成のグループ。サウンドが緻密に作り込まれており、メンバーの歌唱力もそのサウンドに負けていない、聴いていてかなり心地の良い仕上がりになっています。絶対ライブハウスの音響で聴きたい。さっきの女の子、とかが好きなオタクにはぶっ刺さりだと思います。

彼女達の世界観がいちばん現れているのは『ハローハロー』だと思いますが、個人的には『La La』なんかも好きです。 

 

ステラシュガレット

 

関西に突然現れたセルフプロデュースアイドルグループ。メンバーのせかいが複数曲の作編曲を務めています。『恋の魔法』『君と出会った頃』といったYUC'eやNeko HackerのようなDJシーンが好きなオタクに間違いなくぶっ刺さる楽曲から、シューゲイザーみのある『pathos』まで幅広いジャンルを高い完成度で持っています。ライブハウスの音響で聴いたらマジで飛びます、ぼくは飛んだ挙句気づいたらCD全種類買ってました。

レトロな少女の成山まことが手がけた新曲『恋する三等星』『濃厚接触』も暴力的な音が鳴っていてめちゃくちゃ良いです。ぜひ一聴を!

 

はい、では本題に戻りましょう。いよいよ温めまくったベスト3の発表です!

 

3位 『ギミギミダーリン』/天晴れ!原宿(Appare!)

 

今年の頭にこれを聴いたとき「2020ベストアイドルソング決まったな」と思いました。それくらい欠点がない完成度の高さ。イントロに上手いのか下手なのかよくわからん笛を用いる、重低音の使い方がうるさすぎず静かすぎずで上手すぎ、coreみのある暴力的な間奏、そんな高レベルな楽曲でも天晴れの世界観を逸脱しない歌詞。全部がガッチリ噛み合って素晴らしい一曲に仕上がっています。完敗です。いったい誰が作ったんや、作詞作曲は…

Yunomi

またお前か。

 

2位 『sekisyo』/nuance

 

楽曲のレベルの高さ・独特さや椅子を使ったパフォーマンスなどが話題のnuance。そんな彼女達が今夏に出したアルバム「brownie」に収録の一曲。聴けば聴くほどクセになる、どこか不思議な曲になっています。音の作り込みがマジで良い、ベースがエロいしギターもエロい。エフェクトも神秘的な雰囲気を醸し出していて、情景が目の前に浮かんでくるかのよう。

個人的に好きなのは2番サビ「嫌いだなんて言わないでね」の「言」だけ「ゆ」と発音されているところ。たまたまかもしれないけど等身大さが現れていて胸がキュッとなる。

ライブハウスで聴くとより音の厚みが増します。パフォーマンスもかなり良いので、ぜひ生で見てみてください。

 

1位 『オールニードイズラブ』/RAY

 

第1位に輝いたのはRAY『オールニードイズラブ』、今春リリースのアルバム「Pink」に収録されています。幻想的で尊い世界観の楽曲が優しく歌い上げられており、ミキシングもかなり丁寧にされています。ギターの聴き心地が最高、聴けば良さがわかるはず。

他の楽曲もFor Tracy Hydeの夏botさんや死んだ僕の彼女のishikawaさんなど、シューゲイザーのプロ達が楽曲を手がけており、妥協を感じさせないものになっています。「Pink」、必聴です。

ライブでは更に音ひとつひとつが良く感じられ、メンバーも表情豊かで楽しそうにパフォーマンスをしており、一つの芸術であるかのような感覚を味わうことができます。夏にあったオンラインライブもめっっっっっちゃ良かった。ダイジェスト版貼っておくので全員見ましょう。

 

ぼくは大阪でのワンマンライブに感動して気がつけば名古屋ワンマンも行ってました。2021年、間違いなく絶対に来ます。頻繁に新曲がリリースされているのでぜひチェックしてみてください!

 

というわけで、以上2020ベストアイドルソングでした。昨年よりはかなり幅広く押さえられたんじゃないかなと思います。

来年は少しでも状況が改善してライブを楽しめるようになったらいいね。ということで、2020年もありがとうございました!来年もよろしくお願いします!